パソコンのある風景|パソコンスクール庚壬塾(こうしんじゅく)

筑紫野市、小郡市のパソコンスクール庚壬塾(こうしんじゅく)塾長のブログ

日記・コラム・つぶやき

長電話とインターネット

 学生時代、「趣味は長電話」といえるくらい、私は電話魔でした。そんなに長く話してるんだったら、会いに行ったほうが早いのでは?と後で思うこともあるんですが・・・。顔を見ないで話す電話には、またそれなりの良さがあったのかもしれません。しかし、毎月の電話代は、けっこうな金額になっていました。
 大人になって、長電話は卒業したものの、今度は「パソコン通信」の世界を知り、「声」ではなくて、「文字」のやりとりを楽しむようになりました。やっぱりウチ宛のNTTの請求書は、それなりの金額が記載されていました。
 
 ここ数年、インターネットが普及してどこのプロバイダも定額料金で24時間使い放題、というサービスになりました。そんなサービスがもし、私の学生時代にあったら、私のことだからきっと本当に24時間インターネットをやっていたかもしれません。当時は、2ヶ月後に、高額の電話代請求書が届くかもしれない、と想像することが、私に、ほんの少し、自制心を保たせてくれていました。
 ところで、昨今、またさらに、私の長電話癖を思い出させてしまいそうなインターネットのサービスが始まっています。世に言う、「IP電話」がそれです。
 同じプロバイダを通してなら、このIP電話、なんと「電話代が無料」になります。たとえば、九州と東京に離れていても、無料で何時間も通話ができる、なんて、以前から考えれば夢のような話ではありませんか?
 短距離の場合にはそれほどメリットはなさそうですが、100キロ以上離れた長距離電話なら、相手が同じプロバイダでなくても、通常より通話料は安くすむようです。
 さて、この「IP電話」、そろそろ本格的にプロバイダも力をいれはじめたようですが、このIP電話の普及で、私たちのコミュニケーションは、どんな風に変わるのでしょう。とても楽しみな気がします。
遠距離恋愛のカップル、故郷と遠く離れて暮らす人、さまざまな人の生活に、何か温かい灯をともすようなサービスであってほしいと思います。
 でも、やっぱりこのIP電話サービスも、私は学生時代に享受しなくてよかったと思います。24時間つなぎ放題のインターネット、いくらかけても無料の電話、そんなものがあったら、勉強はそっちのけになり、意志の弱い私は、とうてい、卒業までこぎつけられなかったと思うからです。

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